7月1日 地デジアンテナの続き [地デジ対応]
カンタンアンテナでハイビジョン映像があっさりと映ってしまったのに気を良くし、実験を続けてみました。
DIY地デジアンテナ第二弾製作。今度はもうちょっとアンテナってイメージに近いものです。これはヘンテナというアンテナだそうです。嘘みたいな名前ですが日本のアマチュア無線家の方が考案されたらしい。ゲーム機のWiiでも実用化されているらしいです。
材料は100円ショップで買った1mm径の銅の針金。これを所定の寸法に4角形に折り曲げ、一か所に針金を渡してハンダ付けで固定します。中年夫はこのハンダ付け作業というのも何故か好きなんですね。子どもの頃、鉱石ラジオを組立てたときなんか、ハンダゴテの扱い方を兄に教えてもらいながら作ったもんです。よくやけどもしました。
同軸ケーブルの中の網線を10センチほど外側に露出させるように加工して、その上をビニールテープで巻きます。その上で先端の網線と中心の銅線を中に渡した針金(真中で1センチほどカットしてある。)にそれぞれハンダ付けします。(詳しくは別掲のサイトを参照。)
これがまた、よく映りました!従来のアナログだと室内アンテナでは何重にもゴーストが発生して、きれいな映像とは言えないのですが、地デジだとなるほど、ブロックノイズは状況によって出るものの、ゴーストは発生しません。
銅の針金だけではやわらかく、処置に困るのでプラスチック板に貼り付け、吸盤を利用して自立させます。
キーボードの前にこの角度で置いたまま、ほぼ全局受信できました。実に不思議なものです。これで安定すれば、何とか実用に耐えられそうです。
そしてもう一つのパターン。DIY地デジアンテナの第三弾。これが一番アンテナらしいアンテナです。
これだけは素材はホームセンターで購入しました。3ミリ径のアルミの丸棒2本(@¥150)と銅の丸棒1本(¥350)です。あとは木工で使った端材の角棒と余りの同軸ケーブル。周波数帯に応じて、アルミと銅の丸棒を所定の長さと間隔で角棒に固定するということらしいです。固定は紐でもゴムでも何でもいいと思いますが、ここは、普段の木工で使う電動ドリルで3ミリの穴をあけてきちっと丸棒を通してあげました。
あとはやはり同軸ケーブルを剥いて銅線をこのように銅の丸棒を折り返した素子にハンダ付けします。このアンテナは一番アンテナらしいアンテナですし、若干ですが費用も発生したのに、期待に反し第一段、第二弾の簡易アンテナほどよく映りません!受信状況がアンテナの向きによってかなり左右されてしまいます。形からいって、屋外向きなのか、別途実験してみますが。
【感謝】
下記は3種のDIY地デジアンテナ製作で参考にさせて頂いた方々のサイトです。大変ありがとうございました。
http://www.jamsat.or.jp/features/cheapyagi/index.html
http://engineerlive.jp/life/article/article_chideji/P2/
http://blog.goo.ne.jp/ysato001/e/990943708ceef64f474e89524d11054e
http://www.asahi-net.or.jp/~iu1h-amn/Experiment/Ant-Hentena/HentenaIdx.htm
http://syup.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-944c.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8372/ANTENNA2.html
【DIY地デジアンテナの実験結果】
自作のアンテナでも受信可能です。ただこれをどこに据え付けるかが課題です。さらに工夫が必要ですね。また、今回はPC用の地デジチューナーですので、地デジテレビの場合はどうなるでしょう?チューナーの性能にもよるでしょうが、少なくとも23区内であれば工夫次第だと思われます。
もちろん東京以外でも自作アンテナで受信している方の情報がたくさんありますので試す価値ありです。(距離によってブースターが必要かもしれません。)
※余談。 先日ノートPCのメモリを探しに久しぶりに秋葉原へ出向いたのですが、ラジオ街の店頭で、地デジアンテナ「まずは試してみたい方」と小型のUHFアンテナを¥980で売ってました。なんだ!これでいいじゃん! でもあくまでDIYにこだわるところが中年夫の懲りない性格なんです。
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