6月12日 鳩山会館のバラ [庭園]
先週辞任したばかりの鳩山首相ですが、ご一族の邸宅は、文京区音羽の鳩山会館として公開されていて、バラの庭も素敵だと聞いていました。今朝はふと思いついて、訪ねてみることにしました。
これが、丘の上の通称音羽御殿です。イギリス風の邸宅の前に広がる庭園にはピークを過ぎたとはいえ、バラがたくさん咲いていました。手前にも見えますが、つつじも見事に満開でした。
我が家でも開花したばかりですが、ブラックティーが何株もありました。見事な大輪です。
大株のクイーンエリザベス。柔らかいピンクの大きな花弁が、とてもいい香りでした。
平和の象徴、ピースが満開。
この瀟洒な洋館を建てたのは、鳩山一郎氏。孫にあたる鳩山由紀夫さん、邦夫さん兄弟も、ここで少年期を過ごしたということです。
建物の随所に鳩山家のシンボルであり、平和の象徴である鳩がデザインされています。屋根の上には知恵の象徴でしょうか、ミミズクの彫刻。バルコニーの上には、立派な鹿のレリーフも。
室内の各所には、美しいステンドグラスがはめこまれていました。必ず鳩がどこかにいるんです。
パンフレットの表紙に載っている、一番大きなものは、階段の踊り場にありました。素晴らしい意匠のステンドグラスでした。ここにももちろん鳩が飛んでいます。
こうしてみると、友愛の精神を掲げる、鳩山家がいかに名前に誇りをもっていたかが窺われましたが、皮肉なもので、入場者数は、鳩山首相が先週、辞任してからの方が増加しているそうです。そういえば、観光バスが鳩山邸入口付近の大通りに何台も停車していました。
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